NHK短歌「比」

resize0622.png


題は「比」または自由 選者 寺井龍哉 ゲスト 関根勤 司会 有森也実

特選の発表
 
三席・堂宇まで三町ばかりの山路なりしばし夢に見し比叡に来て 鯖江市 大村幸一 風景に感動 気持ちの盛り上がりがよく出ている

二席・古民家に「はるのせたけ」と印あり見知らぬ春とたけくらべする 千葉市 深海泰史 イメージが膨らむ歌 春浅い季節とたけくらべ 

一席・木蓮は春を待てずにほころんで比丘尼は恋に手をひらきゆく 練馬区 小川拓馬 花が開く場面と尼さんの恋の相手に手をさしのべてい

る場面 因果関係ではない二つの場面が投げ出されている 歌によって生まれるイメージ

選者のお話 短歌は越境する 食べ比べして

・笑ってほしいだけだったんだ冬の雨スープはるさめ食べ比べして 田丸まひる 会話のきっかけをつくる

万葉恋の歌 テーマ 恋というやつは   万葉集に登場する恋の奴(やつこ)

恋の奴 恋は「自分の心の動き」でなく「恋というやつ」のせいだ!  恋をまるで人間のように表現

奴=身分の低い使用人の男のこと 見下している相手

・家にありし櫃の鍵刺し蔵めてし恋の奴がつかみかかりて    穂積皇子 天武天皇の子 多くの恋を経験した人としても知られる

結果 恋の奴の攻撃に負けてしまった 

・恋は今はあらじと我は思へるをいづくの恋ぞつかみかかれる 広河女王(ひろかはのおほきみ) 穂積皇子の孫 表現が受け継がれる

今日のポイント なめたって結局恋のやつを詠む  世代を超えていく

☀ 寺井先生はこの回が最終 先生のお話「楽しい一年だった 歌を作ることも大事だけれど 他の人の歌もどういう風に読むかということも

大事にしてもらいたい」 とのこと 穏やかな口調で万葉の恋の歌をお話になる寺井先生 もっと続けて欲しかったのに 残念だ!

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント